部活動の目的
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部活動の目的
部活動の意義
仲間づくり
高い目標に向かっていく過程には、思い通りにいかない時期が必ずあります。そんなときにチームメイトに助けられたり、自分がチームメイトを助けたりということを積み重ねることで、その関係は深く特別なものになっていきます。自分が嬉しいときや悔しいときを共に過ごしたチームメイトは、人生における格別な存在です。引退時に、一生の仲間を得られるような学年経営を考えています。
社会性
高校時代に部活動に取り組む意義の一つは「社会性」が磨かれることだと考えます。本気で部活動に取り組んでいれば、必ず人間同士の問題に出会います。その内容は、レギュラーと控え、上級生と下級生、リーダー格とフォロワー、頑張る者と手を抜く者など、実に様々です。異なる15年の育ち方をしてきた人間で一つのチームをつくろうとするのですから、当然のことです。そこで「どう解決していくか」を真剣に考え、意見したり妥協点を探し、乗り越えようとすることに部活動の意義があります。今後いかなる時代になろうとも、社会で生きていくのに必要なのは人間関係能力です。三年間の様々な出来事を通して、その力を磨ける部活動でありたいと考えています。
組織づくり
卒業後も、所属する組織のために力を発揮できる人間となってほしいという願いを込めてチームづくりをしています。その信条は、自分の長所をチームに生かすことです。仲間思いの者はレクレーション係として、人当たりのよい者は接客係として、責任感の強い者は用具係として、長所をチームに還元できる体制を目指しています。自分の良さがチームメイトに認められることで帰属意識が高まり、結びつきの強いチームになっていきます。長所を出し合い、人間味、心のあるチームにしてもらいたいと考えています。また、部活動は生徒のものです。その運営は、可能な限り生徒の自治によるものが望ましいと考えます。
競争
高校生が、社会人になる前に実力世界に身を置き、目標に向かって努力をすること、自分の力の無さに挫折をすること、努力が報われる経験をすることに、無上の教育的価値があると考えます。多くの卒業生と交流を続ける中で確かなことは、高校時代に全力で取り組んだ上での結果であるならば、どのような経験であってもその後の人生の大きな力になってくれているということです。